内窓の設置(サッシの二重化)

家の中で一番熱の出入りがあるのが窓です。窓を二重にすることで冷暖房効果は飛躍的に向上します。
内窓の設置は施工が簡単で、防犯、防音効果もあり、断熱改修の中でもおすすめしています。
施工も短期間で済み、施工中に木くずやホコリなどが出にくいのも特徴です。

断熱改修
資料:三共アルミ様

吹付け断熱の施工

断熱改修
資料:アイネシオン様

同じ室内で同じ温度でも、体感温度が違うことがあるのを知ってますか?
寒ーい冬に、どんなに暖房器具の設定温度を上げても、なんかスースー……寒いなぁ~って感じることはありませんか?

実はそれ、窓や壁・床・天井から熱が逃げている(夏は熱が入りこむ)からなんです。

暖房器具の温度を25~26℃に設定してもなかなか暖かく感じないのはこれが原因です。
室内温度を高くしても、表面温度が低ければ体感温度は下がってしまうのです。

体感温度 ≒ (表面温度 + 室温)÷ 2

表面温度15℃で室温25℃なら、体感温度は(15+25)÷2=20℃
表面温度20℃で室温20℃なら、体感温度は(20+20)÷2=20℃

高い断熱レベルの住宅では、暖房器具の温度を20℃前後に設定しておけば充分というわけです!

断熱改修

複層ガラス、樹脂サッシへの変更

断熱改修

健康住宅をつくるなら窓のサッシにも注目
日本の住まいは窓のサッシにアルミが多く使われていますが、上の表をみると他の国は樹脂サッシが多く使われていることがわかります。日本であまり使われていないのはコストが割高であることと、熱などによって樹脂が変化したり強度が弱い……というイメージがあるからでしょうか? そんなことはありません。

環境先進国は、窓に対して厳しい断熱基準を設けています。
例えば米国ニューヨーク州では、樹脂(または木製)サッシ(Low-E複層ガラス入り)以上の窓でなければ家を建てることができません。
日本はそれらの環境先進国と比べて住宅、特に断熱・気密性に対する考え方が大きく後れを取っているのが現状です。

さらに、下の図のように、ガラスそのものも二枚にすることも可能です。

断熱改修
資料:伊藤忠ウィンドウズ株式会社様 サンゲート500

よりレベルの高い健康住宅をめざして、サッシごとの交換も検討しましょう。