ナチュラルクラフトホームでは
栃木県の気候、風土に合った『県産材』を積極的に使用しております。

床について

ナチュラルクラフトホームでは、積極的に無垢板のフローリングをおすすめしております。使用する床材は主にレッドパイン(赤松)の無垢材です。やさしい感じのナチュラル感、独特の木目が特徴で、やわらかくて温かみがあり衝撃を吸収してくれることなどからとても人気があります。

また、最近では、見た目のインパクトがあり価格も手ごろな事からアカシアなども人気があります。「和」の感じなら、カラ松、ヒノキ、杉、桜、桐 なども味わいがあって素敵です。

そのほかにも ウォールナット、オーク、チーク、ヒッコリーなど、無垢の床材はバラエティーが豊富です。板の一枚一枚に同じものが無く、いろいろな表情があるのは無垢床の醍醐味と言えるでしょう。

合板のフローリングと違い年月を重ねると色合いが変化して味わいがでてくるのも魅力の一つです。同じ表情のない無垢材を使うことにより、オリジナル感とともに、暖かい雰囲気も演出してくれます。

また、調湿効果があるので高温多湿の栃木県にはピッタリの素材です。無垢のフローリングは、木の本来の低熱伝導により冬でも暖かく、裸足でも冷たさを感じません。一年中素足で心地よく、そして、快適に過ごすことができます。

メリット

  • 年月を重ねるごとに味わいが出てくる。
  • 調湿効果がある。ベタ付かずサラッとしている。(ウレタン塗装は除く)
  • 低熱伝導により暖かい。
  • 仕上げ方が自由(自分好みへ)
  • リラックス効果がある
  • 余計な接着剤を使っていない。(化学物質の放散がない)

デメリット

  • 価格が多少高い
  • 変形する(伸縮・膨張・反り・割れ)
  • キズが付きやすい。
  • メンテナンスが必要

塗料について

ナチュラルクラフトホームでは、主にリボス社の自然塗料を使用しております。
有機栽培による亜麻仁油を主成分とした浸透性のオイル塗料です。リボス社は環境保全に厳しいドイツで40年以上続く、人の健康と安全を追求した自然塗料のパイオニアです。木の性質を十分に理解し、用途に合わせた製品づくりをしています。

リボス社の自然塗料を塗ると、分子の小さな亜麻仁油が木の導管に沿って深く浸透し、硬化密着するため木が強くなります。
木部に浸透した亜麻仁油は湿気の吸放湿は妨げず、また、水分子の集合体である水は入り込むことができないので、木材を健康な状態で長く保ちます。
無垢の木の調湿効果をそこなわず、木を堅く、強くすることで無垢の木を長持ちさせ、メンテナンスも簡単になります。

メリット

  • イヤな匂いがない。(有害物質を含まないため)
  • ムラができにくく簡単に塗れる。乾燥後はベタつくこともない。
  • 調湿効果を妨げない。
  • 有害な有機化合物を含んでないのでペットや小さなお子様にも安心です。
  • 撥水性に優れ、シミ汚れにも効果があります。

デメリット

  • 一般の塗料と比べると価格が高め
日本製の いろは塗料

また、リボス社の製品にない色合いをご希望の場合は、日本製の「いろは塗料」を使用しています。
桐油・亜麻仁油・天然樹脂のロジン(松脂)・蜜蝋など、厳選した天然成分を原料とし、日本古来の天然顔料「ベンガラ」を使用した、日本の風景によく似合う落ち着いた色の塗料です。

光沢を抑え木の素材感を感じられる、しっとりと落ち着いた自然な風合いに仕上がります。
リボス社同様、木に被膜をつくらず優しく浸透する浸透型木材保護塗料で、「気温の変化」や「紫外線」などによる塗装面の劣化が少なく、木材の美しさを長期にわたって保ちます。

木の呼吸を妨げないので調湿作用が働きやすく室内の空気を快適に保ち、さらに木の温もりもそのまま感じられるのが特徴です。
また、撥水性がよく、木材の表面に水シミや汚れが付きにくくなります。

メンテナンスについて

自然素材で仕上げてある床や壁はメンテナンスが必要です。
使用状況にもよりますが、人がよく歩く部分や座る部分などは油分が無くなりやすいので、色あせなどが気になりだしたらそろそろメンテナンスの時期です。

一度にやろうとすると大変なので、気になったときに少しずつ作業するのがおすすめです。
「自然素材の家を建てたいけど、メンテナンスが大変そう」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実は、自然素材のメンテンナンスはそれほど難しいものではありません。そして自分でメンテナンスを行うことができます。

普段のお掃除はフローリングワイパー(乾拭き用)でOK!
毎日掃除機を掛けなくても、常に床を綺麗で快適に保てます。

そして、たまにワックス効果のある専用のクリーナーを使用すれば、ほとんどノーメンテナンスです。
詳しいメンテナンス方法は引き渡し時にレクチャーさせていただいております。

塗り壁について (漆喰、珪藻土、シラス)

漆喰とは

ナチュクラのこだわり① 自然素材

漆喰は自然の力で固まり、化学物質(ホルムアルデヒド他)などの人に有害なものを吸着・分解し、調湿効果も発揮します。
さらに、無垢の床と合わせて取り入れると夏のじめっとした感じを軽減してくれます。また、強アルカリ性ということもあり、カビ・ダニの発生を抑制してくれます。

耐火、抗菌、吸放湿、安全、脱臭、防汚、意匠性においてバランスが良いのが特徴です。
室内の環境を健やかに快適に保ってくれる、人にやさしい素材です。

ナチュラルクラフトホームで主に使用しているのは、栃木県産石灰を原料につくられた漆喰と、純度の高い石灰からつくられたスイス漆喰です。

珪藻土とは

珪藻土は海や湖のプランクトンの死骸がたまって化石になった堆積物の一種です。
耐火性や断熱性に優れていて、脱臭、吸放湿性もあるので、部屋を快適に保つ効果が期待できます。

しかし、固まると表面がボロボロになるため石灰や合成樹脂などを混ぜて補います。

シラスとは

シラスはマグマが噴火と同時に冷やされ火砕流となり堆積したものです。
調湿効果や消臭機能があり、ローマ時代に造られたパンテオン神殿に古代コンクリートの原料として使用され、今もその姿をとどめているほど耐久性があります。

メリット

  • 調湿性がある。
  • 消臭機能がある。
  • 防ダニ・防カビ性がある。
  • メンテナンス性が良い。
  • 風合いがある。

デメリット

  • クロスと比べると価格が高め
  • 絵柄がない
  • クロスより工期がかかる

クロス壁について

ナチュラルクラフトホームでは、塗壁以外ではコットンクロスをおすすめしております。
優れた通気性と透湿性を持つため、ナチュラルクラフトホームで採用している(おすすめしている)セルロースファイバー断熱材との相性が良く、栃木県のじめっとした気候にピッタリの素材です。

主原料は非木材繊維であるコットン繊維(コットンリター)を使用しています。
また、コットンは衣類に用いられており人に対する安全性が認められている代表的な素材です。

メリット

  • 通気性・透湿性があり調湿効果が期待できる。(注:セルロース断熱の場合)
  • 人体に有害な重金属を含まない。
  • 環境に配慮(エコクロス)
  • 厚生労働省の室内濃度指針値(13物質)をクリアしている。

デメリット

  • 柄やパターンが少ない
  • 汚れにくいが汚れたら落ちにくい

その他の壁 ウッドチップの壁紙(オガファーザー)

環境に厳しいドイツ製の壁紙です。
再生紙とウッドチップで作られており、調湿性や通気性がよくカビの発生がしにくく健康を害する化学物質を使っていません。
焼却しても有害ガスがでないので環境にやさしい素材です。

メリット

  • 環境にやさしい
  • 上から何度でも塗り替えができる。(自然塗料:リボス社)
  • 調湿性・通気性がいい

デメリット

  • 少し価格が高め
  • 柄がない
  • 工期がかかる